柔らかくしなやかに動けるカラダを手に入れる!
先日「40代以降にオススメしたいトレーニング!」で柔軟性トレーニングについてお話ししました。
このブログでご紹介した「40代以降の男性が衰えを感じたと思う瞬間」の中で
- 俊敏な動きができない
- 動きがぎこちない
- 軽やかに動けない
と挙げましたが、この衰えに関しては柔軟性トレーニングでカラダを柔らかくするだけでは改善はできません。
柔軟性トレーニング+動きの質を高めるトレーニングが必要!
そこで本日は、「動きの質を高めるトレーニングとは何か?」をご案内します。
動きの質を高めるトレーニング
「動きの質を高める」と聞くとアスリートが目指す動きにキレを出ようなレベルの高いことを想像してしまいますが、そんな大袈裟なことではありません。
俊敏に動けなくなったのも、動きがぎこちなくなったのも、軽やかに動けなくなったのも、動きが硬くなったことが原因です。
なぜ硬くなったのか?
柔軟性の低下と「動く機会が減ったため動く能力の低下」が原因です。
そこで、柔軟性を高めて素早く動くトレーニングをしましょう!となりそうですが、動きの質を高める点で言うと完璧ではありません。
それはなぜか?
動く能力が低下している方が素早く動くトレーニングを行うと力任せに動くため以前よりは素早く動くようになったけど、力んで動いているため、柔らかさ・しなやかさが感じられません。
そこで当店では、「動きの質=柔らかくしなやかに動ける能力」と考えています。
柔らかくしなやかに動く
筋トレをする時の皆さんの状況はどんな感じでしょうか?
「力一杯行っていませんか?」「力を込めて行っていませんか?」「力を抜かず行っていませんか?」
そんな状況では柔らかくしなやかに動くことはできません。
また、初めて行うスポーツはどうでしょうか?
カラダはガチガチに緊張して動きがぎこちないですよね?
筋トレをする時も、初めて行うスポーツも心理的には違いますが、カラダの状態は無駄に力が入った状態です。
柔らかくしなやかに動くためには力を抜かないといけません。
爆発的に動く100m走や400m走の選手も走っている時は力をできるだけ抜いて走っています。
無駄に力を込めて走っていては、すぐに筋肉が疲れてしまいタイムは伸びません。
筋トレもスポーツと同じようにリラックスした状態で行う方がカラダにはいい効果が期待できます。
力一杯行わなくても筋肉はつくの?と思われるかもしれませんが、400m走と同じで最後までやり切ることが力一杯行うことであって、無駄に力をこめるとは違います。
話がずれてしまいましたが、筋トレでもヨガでもピラティスでも筋肉に意識するのではなく、柔らかくしなやかに動くことを意識してトレーニングすることが重要です。
どのように行うのかをスクワットでご説明いたします。
重りは一切必要ありません。
スクワットの動画をご覧ください。
- 脱力してストンとしゃがむ
- 高いところからジャンプした時に衝撃を吸収するように柔らかく止まる
- 戻ろうとして少し動き始めた後に一瞬だけ力を出して立ち上がる
- 最後の膝も股関節も伸び切る時には力は入っていない
- 力が入っているためストンとしゃがめない
- 力が入ったまま止まっている
- 戻る瞬間から力一杯立ち上がる
- 最後まで力が入っているため立ち上がった後にカラダが揺れる
言葉ではわかりにくいかもしれませんが、力が抜けているのか、無駄にカラダをぎゅっとしていないかを感じながら行うことが大事です。
柔らかくしなやかに動くのに、カラダをぎゅうとしては動きが鈍くなります。
動きを良くすることが重要なので、筋肉を意識するのではなく動きを意識!
まとめ
今回は、柔らかく動くためにどうするのか?についてお話しさせていただきました。
筋トレは色々な目的で行うことができますが、多くの方が力を込めて行う必要があると考えているのではないでしょうか。
当店に初めていらっしゃる方に「力を抜いてください」「力は最小限にしてください」とお伝えすると、驚かれます。
重い物を持てば力は抜けませんが、それでも力みなく行うことが重要です。
力を込めれば筋肉がつくとは限りません。
柔らかくしなやかに動くことができれば、柔らかい筋肉が育ち、日常生活動作も軽やかに動くことができ、ゴルフ・テニス・サッカーなどのスポーツでも力みなく動くことを意識できるようになります。
スポーツ動作はスポーツ動作ですのでスクワットが柔らかくなっても直接関わることはありませんが、力を抜く感じがわかるので間接的に良い影響を与えられます。
筋肉に意識を向けるトレーニングから動きに意識を向けたトレーニングに移行してもらえたら嬉しいです。
茅ヶ崎のパーソナルトレーニングジム
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柔らかくしなやかに動けるカラダを手に入れる